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55回熱測定討論会The 55th Japan Conference Calorimetry and Thermal Analysis

 Host:The Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis
 Date:Oct. 24 (Thu.) - 26 (Sat.), 2019
 Venue:Kindai University, Main Campus (Higashiosaka City)

Events

Special Lecture
 
「固形製剤開発における熱分析・熱測定の応用」
              Prof. Etsuo Yonemochi (Hoshi University)

「Thermal Analysis Study on Novel Hydrogen/Heat Storage Materials」
                  Prof. Li-Xian Sun (GUET, China)

Award Lecture (JSCTA Award)

「リン脂質二重膜相転移の熱力学的研究」
           Prof. Hitoshi Matsuki (Tokushima University)

Award Lectures (JSCTA Research Encouragement Award)

「速度制御熱分析の開発とポリマーの熱分解速度論
          Dr. Shuto Yamada (National Defence Acadamy)

「高速カロリメトリーを用いた高分子の結晶化・融解・反応キネティクスに関する研究」
      Dr. Yoshitomo Furushima (Toray Research Center Inc.)

Symposium
 
「熱測定と中性子散乱の相補利用」
 
 熱測定(マクロ測定)と中性子散乱(ミクロ測定)は相補的な実験手法であり,両者を用いた研究が数多く行われている.例えば,DSCは相転移など温度を変えることで生じる現象を簡便かつ高感度で検出するので,中性子散乱実験の前にぜひ行いたい実験である.また,中性子散乱で得られる状態密度は熱容量と直接関係しているし,構造無秩序や励起状態の数とエントロピーを結びつけた研究も多い.今回,大強度陽子加速器施設(J-PARC)の運転10周年を記念して,実際に相補利用を行っている研究者およびそれを計画している研究者によるシンポジウムを企画した.大学や国公立研究所だけでなく,企業の研究者にも積極的に参加して頂きたい.
 *本シンポジウムでの発表を希望される方は,世話人まで直接お問合わせください.
  連絡先:yamamuro@issp.u-tokyo.ac.jp(@は小文字に置換

                    世話人:山室修(東京大学)

 「熱測定が支える産業と社会」
 
 前回の討論会に引き続き,本討論会でも産業分野における熱分析活用事例を気軽に議論するミニシンポジウムを開催します. 今回も熱測定機器を企業の研究で活用している方々に話題提供をお願いしています.講演を聞くだけでなく,講演後にはグループディスカッションの時間を設けますので,大学の研究室とは違う企業内での研究の手法や考え方を,直接議論できます. これから企業研究者を目指す方,企業研究者の方々と共同研究などを目指している若手研究者の皆様には,特に奮ってご参加ください.
                 世話人:岩間世界(熊本学園大学)


Tutorial
 
 「TGとDSCの基礎と応用− 信頼性の高い測定のために−」

 熱分析は,実用材料の熱的特性の評価から,新しい材料の基礎物性研究まで広い領域で使われている実験・分析手法です.最近の熱分析装置は,汎用性と実用性の高さゆえにブラックボックス化し,専門的知識や技術が不十分でも簡単に操作できるようになっています.一方で,信頼性の高い測定と測定結果の解釈のためには,測定原理,装置の校正方法,データの読み取り,解析方法などの基礎的内容を十分理解した上で実際の測定を行うことが必要です.このような基礎事項に関する理解が不足しているために,測定データとその解釈についての信頼性が著しく損なわれる可能性も少なくありません.今回は,TGとDSCをテーマとして取り上げ,研究に取り組み始めた,あるいはこれから研究・開発に取り組む学生・研究者・技術者の方々を対象としてチュートリアルを企画しました.すでにTGやDSCを用いた研究・開発に取り組まれている熱測定討論会の参加者の皆様にも,熱分析の基礎を論理的に再確認する機会となる内容を準備いたします.多くの皆様の参加をお願いいたします.
     世話人:標準化作業グループ(主査 古賀信吉(広島大学))


Senior Researchers' Meeting
 
「教育改革を皆さまとともに考える −それは何を根幹とすべきか−」
             高橋克忠(けいはんな文化学術協会理事長)
                      (大阪府立大学名誉教授)

「アクティブラーニング」,「PBL」,「ICT教育」,あるいは「小学3年生から英語を」などというフレーズが新聞に載らない日はない日常です.しかし,私たちはこうしたキーワードを会話に含めるだけで教育改革を論じている気持ちになっていないでしょうか? こうした視点を基調として,1999年のブダペスト宣言とそれに続く2003年のPISAが世界中に向けて発信した勧告について触れ,日本の教育改革を皆さまとともに考える機会にしたいと思います.
               世話人:藤枝修子(お茶の水女子大学)


Young Researchers' Meeting

 第55回熱測定討論会の会期中,10月24日(木)に「第20回熱測定若手の会」を開催いたします.この会は,熱測定に携わる若手研究者の間で親睦を深め,日頃の研究活動の活性化を期待して企画されているものです.大学・企業・研究所を問わず,できるだけ多くの若手研究者の方々にお集まりいただき,交流を深める場となれば幸いです.
 内容:美味しいお酒と軽食を楽しむことのできる懇親会形式を予定しています.互いの研究や生活について気軽に意見を交わし,研究者同士の新たな出会いを生む場として,若手の方の積極的なご参加をお待ちしております. 参加申込:準備の都合上,できるだけ事前の参加申し込みをお願いいたします.件名を「若手の会参加」とし,氏名(ふりがな),所属、連絡先(E-mail アドレス)を明記の上,E-mail にて下記世話人までお申し込みください.もちろん当日参加も歓迎いたします.
 連絡先: nomotot15@chem.sci.osaka-u.ac.jp(@は小文字に置換)
        世話人:野本哲也(大阪大学),青木綾香(近畿大学)

Conference Dinner

 Oct. 25 (Fri.) evening, Kindai Univ. BLOSSOM CAFE
 Kindai Tuna (a specific farm-raised fish grown in Kindai Univ.) will be served.

The Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis

TEL 03-5821-7120
FAX 03-5821-7439
HP http://www.netsu.org/JSCTANew/

Organizing Committee

TEL 06-4307-3404
FAX 06-6723-2721
Mail jccta55@chem.kindai.ac.jp