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杉本教授(近畿大)、東北大学金属材料研究所、高輝度光科学研究センターの共同研究が Chemical Science(impact factor 9.825)に掲載されました。

2023.02.02

  • 研究

近畿大学理工学部理学科化学コースの杉本邦久 教授および公益財団法人高輝度光科学研究センターの河口彰吾 主幹研究員らは、国立大学法人東北大学金属材料研究所の高坂亘 准教授、宮坂等 教授の研究グループとの共同研究として、二酸化炭素がミクロレベルの穴に吸着することにより磁石の性質を制御できる材料を世界で初めて開発しました。

X線による解析に基づいて、ガス分子が吸脱着した構造を可視化することにより、磁石の性質の変化が、単純な機構で生じていることを明らかにしました。

この成果は、磁性材料に応用が期待される基礎研究であり、トップジャーナルの一つであるChemical Science(impact factor 9.825)に掲載されました。


近畿大学プレスリリースHP
URL https://newscast.jp/news/8177843

英国王立化学会誌Chemical Science

タイトル 
Inter-layer magnetic tuning by gas adsorption in π-stacked pillared-layer framework magnets
著者 
Wataru Kosaka, Honoka Nemoto, Kohei Nagano, Shogo Kawaguchi, Kunihisa Sugimoto and Hitoshi Miyasaka

Chem. Sci., 2023, 14, 791-800.


https://doi.org/10.1039/D2SC06337ADOI

DOI  org/10.1039/D2SC06337A