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森澤准教授(近畿大学)、関西学院大学、立教大学の共同研究がChemical Society Reviews (Royal society of Chemistry 出版、 Impact factor 46.2)に掲載されました

2024.03.28

  • 研究

理工学部化学コースの森澤勇介准教授は関西学院大学の尾崎幸洋名誉教授、立教大学理学部田邉一郎准教授とともに研究を進めてきた減衰全反射遠紫外分光法についての総説論文がイギリス王立化学会(Royal Society of Chemistry)が発行するトップジャーナルであるChemical Society Reviews (Impact factor 46.2)に掲載され、front cover(表紙)の論文に選出されました。


森澤らは従来の方法では測定できなかった固体・液体の遠紫外波長領域の吸収スペクトル測定に対して、減衰全反射法による測定法を提案しました。その結果、様々な新しい科学的発見をすることができました。例えば、有機化合物の骨格をなすσ結合の電子状態を簡便に測定できる手法となり、新しいσ電子化学を拓く手法になると期待されます。

タイトル
ATR-far-ultraviolet spectroscopy: a challenge to new σ chemistry

著者
Yukihiro Ozaki, Yusuke Morisawa, Ichiro Tanabe

Chem. Soc. Rev., 2024, 53, 1730-1768

リンク
論文リンク  http://xlink.rsc.org/?DOI=D3CS00437F
DOI  https://doi.org/10.1039/d3cs00437f
the Chemical Society Reviews https://pubs.rsc.org/en/journals/journalissues/cs