近畿大学理工学部(化学科、応用化学科、金属工学科、原子炉工学科)・「夢・化学−21」委員会・(社)日本化学会関西支部・(社)化学工学会関西支部


 化学は、いろいろな面で私たちの生活を支えています。また、私たちの体内も化学反応によって営まれています。21世紀はバイオの世紀と言われていますが、人類のおかれた境遇は問題に満ちています。急激な人口増加と環境汚染、食料、エネルギー問題など枚挙にいとまがありません。人類が地球と共生していく上で、化学はどのように貢献し、発展していくのでしょうか。今回は、身近な化学の体験をとおして、化学の楽しさと不思議さを味わっていただきたいと思います。





日  時
 2001年8月1日(水)10:00〜16:00


会  場 近畿大学理工学部 本部キャンパス 11月小ホール、31号館(化学実験室、電気電子工学実験室)

(東大阪市小若江3-4-1)[交通]近鉄大阪線「長瀬駅」下車徒歩12分。


講  演 「バイオの世紀・21世紀への期待」岩森正男(化学科教授)

体験実験  5〜10人のグループに分かれて、参加者自身で実験を行います。

@ジグルジェリーをつくってみよ
 アメリカ直輸入のキットを使い、ポリビニルアルコールをホウ砂で橋かけして、ゲル状高分子(ジグルジェリー)をつくる。はたして、その性質は?

Aスーパーボールをつくる
 水ガラス(Na2OnSiO2)とエタノールを混合することによって、ゴムと類似の性質を持つ固体(スーパーボール、無機高分子ポリシロキサン)を合成する。

B藍染?化学の目でみる伝統藍染法
 天然染料であるインド藍液を使って、藍染の手法を体験する。

C七宝焼を作ろう
 色ガラスのきれいな色は、ガラスに添加された微量の遷移金属イオンに起因する。この色の原因を吸収スペクトル測定
から知るとともに、色ガラスの粉末を用いて七宝焼を作成する。

D「50+50100にならない?」
 2種類の液体を混合すると,その溶液の体積は二つのもとの体積の和より小さくなる 場合がある.また別の組み合わせでは,二つのもとの体積の和より大きくなる場合がある.これらの実例を実際に溶液を混合して確かめ,混合溶液中の分子間力について考察する.

Eスポンジを作ろう
 
スポンジは、発泡体、フォームとも言われ、コルク、軽石、海綿、へちまなどの天然素材の他に、プラスチック、セラミックスなどをベースとしたクッション、食器洗いスポンジ、食器発泡トレー、断熱材、吸音材など、我々の日常生活に密着して不可欠な存在となっています。特定の分解温度を持った発泡剤を材料に混合し、発泡剤の分解温度まで加熱して、炭酸ガス、窒素ガス、アンモニアガスなどを発生させて、スポンジを作りま

F放射線を見よう−霧箱で放射線の飛跡を見る。
 放射線とは物質を電離する作用を持つ電磁波や粒子線のことで、医療や産業の分野で広く利用されています。地球上には地殻や宇宙からいろいろな種類の放射線が絶えず降り注いでおり、地球上に生命が誕生して以来、遺伝子に作用し続け、生物の進化に重要な役割を果たしてきたと考えられます。放射線や放射能は人間の五感で感じることが出来ません。簡単な装置を組み立てて放射線がみえるように工夫し、我々の周りに存在する自然放射線を直接、目で観察してみることにしましょう。

Gプラスチックを金に変えよう
 歴史上,電気めっきは古くから行われている方法ですが,近年は省エネ・小型化を目的とした種々の材料の開発が行われています。ところが,このような開発の中には無電解めっきの技術なしでは成し得ないものが多々あります。本実験では,ABS樹脂などの素材表面に無電解ニッケルめっきを施したあと,さらに金めっき層を作製する。プラメッキは工業的にも充分普及した技術ですが,ほとんどの製品は無電解Ni-Pめっき止まりで,金めっきまで処理を施す。

H化学発光
 生物のなかには自らの体の中で化学反応により生じたエネルギーを光に変換することができるものがいます。例えば、ホタルやバクテリアなどでは、生体内で化学エネルギーが光エネルギーに変換される発光(化学発光)という現象が見られます。それらの光は、まさに化学発光なのです。化学発光のひとつであるルミノール発光について実験を行い、化学発光の現象を理解してもらいます。


デモンストレーション実験

    @燃料電池を作動してみよう
 燃料電池は無公害で環境にやさしい21世紀の発電システムとして期待されていますが、燃料の水素をどのように安全に供給するか真剣に考えられています。今回は水素と酸素を水から実際に発生させ、それをゴム管で燃料電池に導いて電気をつくり、発光ダイオードを点燈したり、モーターを回したりして体験しながら供給方法を考えます。

A蛍光染料を合成してみよう
 無水フタル酸とフェノール(レゾルシノール)を反応させ、蛍光色素(フルオロセイン)を合成し、その性質を調べる。

B振動反応
 私たちの身の回りには、一定のリズムによって繰り返される現象が沢山あります。たとえば、私たちの心臓は、一定のリズムによって収縮を繰り返す心筋細胞から成り立っており、絶え間なく血液を循環させています。このような、生化学、化学の分野における振動反応は、反応物質の濃度が引き金になっていることが知られており、代表的な振動反応であるジャボチンスキー反応を行い、色変化により現象を観察します。

Cパソコンを使って分子の変化をのぞいてみよう

 中学高校で習っている実験をドライラボで行い、その反応の様子をシミュレーションした結果とあわせてアニメーションで説明する。
 ・反応速度と活性化エネルギーのアニメーション
 ・気体反応(
NO2)のアニメーション
 ・中和滴定のアニメーション


実験指導者: 近畿大学理工学部化学科・応用化学科・金属工学科・原子炉工学科の教員



対  象
 主として中学生、高等学校生(予備校生も可。また、教員および保護者の方の聴講・見学も歓迎いたします。)


参加申込締切 6月30日(土)

定  員 オープンラボ:200名 体験実験:60名(定員を超えた場合は、抽選のうえ講義・デモ実験のみにさせていただく場合があります。)


参 加 費 無料(昼食、お茶等は各自持参をお願いします。)


参加申込方法 官製はがきに一人一枚、または、
e-mailで、「夢・化学-21 近畿大学一日体験入学申込書」と題記し、

(1) 氏名・同フリガナ、

(2) 生年月日(西暦)、

(3) 学校名・学年、

(4) 連絡先(郵便番号・自宅住所・電話番号)

(5) 「講演のみ希望」、「講演と体験実験希望」の別、

(6) 希望する体験実験(3つまで。希望状況により、申込順および実験の難易度を考慮の上、最終的には実行委員会で調整させていただきます。)

を明記のうえ、下記宛にお申し込み下さい。


申込先および連絡先 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1 近畿大学理工学部 化学科 「大学一日体験入学」 事務局宛 

[電話:06-6721-2332 (内線)4125(化学科・岩森正男) FAX 06-6723-2721] 

e-mail : yume@chem.kindai.ac.jp


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