溶媒露出表面積
(Accessible Surface Area, ASA

タンパク質分子の構成原子とvan der Waals 接触が可能な溶媒分子(通常は水:半径1.4Å)
の中心点が描く曲面の面積(緑色)

図より、分子3、9、11は溶媒と接触することができず、内部に埋もれていると言える。

他に
・Molecular surface(黒線、溶媒分子の最接近面の描く曲面)
・van der Waals surface(赤線、構成原子の表面)
などもある。

いずれも溶媒分子との相互作用や溶液中における溶質体積を考える上で重要である。


図 タンパク質の分子量とASAの関係

○同じ分子量の場合
変性状態のほうが天然状態よりも表面積が増える。
(言い換えれば・・・天然状態は中に潜っているアミノ酸残基がある ⇒ 疎水性アミノ酸)