水素結合はタンパク質の安定性には係わらない?
タンパク質中に存在している水素結合は側鎖やペプチド鎖間で形成されるとともに水分子とも形成されている。 タンパク質が変性(タンパク質の構造が変化)し、 その結果として側鎖やペプチド鎖間の水素結合が切れても、 新しい水分子と安定な水素結合を形成することができる。 したがって、構造が壊れていようが、形成されていようが、水素結合の数には大差がないので、 結果として安定性に影響がない(変性状態=天然状態)と言える。