(「蛋白質機能の分子論」 p36, 37より)
結晶構造を用いて得られた統計的なタンパク質の二次構造の法則
1 | タンパク質構成アミノ酸残基の1/4はヘリックス ・α一本平均 10-15残基 ・β一本平均 3-10残基 |
2 | ヘリックスはほとんど全て右巻き ・3.010ヘリックスは短い断片として存在 |
3 | β構造は平面ではなくよじれている |
4 | β構造の内側は疎水性度が高い |
5 | ヘリックスやβ構造が集まり規則正しい構造を形成する(超二次構造) ・βヘアピン (β-β’) ・αヘアピン (α-α’) ・Rossmann fold (β-α-β’) |
6 | βヘアピンやRossmann foldはほとんど右巻き |
7 | 平行β構造は逆平行β構造に比べて不安定 ・平行β構造は他の構造で保護されている |
8 | 折り返し構造は通常分子の表面に存在 ![]() |