〜数式化編〜

分子の単位時間の衝突回数は衝突頻度と呼ばれ

と表される。

以下に導出過程を示す。

分子はお互い勝手に動いているため、相対的な速度で考える必要がある。

それが相対平均速度である。

ここでμ換算質量と呼ばれ、
二つの分子の質量がそれぞれm1とm2の時、

と定義される。

○一個の分子がある時間ΔTで進む距離

 

○円筒(前ページ参照)の体積

 

○単位体積内の分子の数

☆したがって、一個の分子がある時間ΔT内に衝突する回数(=分子の個数)

これを時間ΔTで割って、単位時間の衝突回数(衝突頻度)

と表される。

衝突頻度は”一秒間に一個の分子が何回当たるか?”を表す。