酵素には様々な反応機構をもつものがあるが、
もっとも一般的な反応は基質と結合した後、基質を生成物に変え、放出(リリース)するものである(上図)。
この反応形式は前述の前駆平衡反応と同型である。
このような酵素反応を表す式として ミカエリス-メンテン式 がある。
以下、導出過程を示す。
この式から、高反応性(反応速度が速い)な酵素とはどういうものかがわかる。
つまり
・k2が大きく (会合状態からの反応が速い)
・KMが小さい (会合状態が形成されやすい)
ものほど反応が速い。
エクセル例
(問)初濃度やk1、k1’、k2の大きさがどのように変わると、反応速度がどのように変わるのか調べてみよう。