2012年1回目の更新です。
明けましておめでとうございます。新年のご挨拶が遅れましたが、今年も地球化学研究室をよろしくお願いします。
新年最初は雑学でも。。。
今年の干支(えと)は辰年と思われる方が多いかもしれませんが、正確には異なっています。
というのも、本来『干支』というのは十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせを意味するものなので、辰年というと十二支しか含まれていません。
十干+十二支=干支
十干という言葉はあまり馴染みがないかもしれませんが、
陰陽五行説に基づいて「木・火・土・金・水」の五行と、「陰・陽」の「兄(え)・弟(と)」に分けたものです。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類があり、
<日本語の読み>
甲:きのえ 乙:きのと 丙:ひのえ 丁:ひのと 戊:つちのえ
己:つちのと 庚:かのえ 辛:かのと 壬:みずのえ 癸:みずのと
となります。
十二支のほうは身近かもしれませんが以下の通りです。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類があり、
<日本語の読み>
子:ね 丑:うし 寅:とら 卯:う 辰:たつ 巳:み
午:うま 未:ひつじ 申:さる 酉:とり 戌:いぬ 亥:い
となります。
干支の面白いところは、歴史上の事件にも干支の言葉が使われているんです。
例.「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」など
また歴史上の事件とは関係ありませんが、兵庫県にある甲子園球場の名称も1924年の甲子(きのえね)からが起源なのですね。
最初に戻りますが、今年の干支は壬辰(みずのえたつ or じんしん)になります。甲子(きのえね)」から始まり、「乙丑(きのとうし)」「丙寅(ひのえとら)」「辛卯(ひのとう)」・・・と続き、「癸亥(みずのとい)」まで60種類あり、それが1周するのにちょうど60年かかるところから還暦が60歳を表すと言われています。
みなさんの身近な人に干支を2周経験した人がいれば、本当に貴重な経験だと思います。
更新日時:2012年1月17日 7:12