河川
日本の河川は世界に比べ流量が多く水量が速いために溶解している無機成分が低く、岩石や土壌には石灰分が少ないためカルシウムが少なくなっています。逆に火山国ですのでケイ酸が多いことも特徴になっています。
我々は、主要化学成分・栄養塩・重金属を中心に分析しています。
研究概要
海
海には、河川や大気中からもたらされた陸起源物質などが、海洋への主な供給源と考えられて、これからは海域の富栄養化とエルニーニョ現象に付随して現れる無酸素海域の広がりが危ぶまれています。
我々は海水中に含まれる重金属や粒子径、セレンの分析を中心に行っています。
大気
大気の環境問題として、温室効果ガスやNOx、SOxが溶け込んで降り出す酸性雨といった大気汚染問題がよく問題として提示されており、今後も徐々に変化していくと考えられています。
我が地球研では大気中の微小粒子を粒径別に捕集し、走査型電子顕微顕微鏡などを用いて分析を行っています。
