変性の原因

塩酸グアニジン・尿素

Δgt:溶質を水中から溶液中に移行するときの自由エネルギー変化(参照 疎水性度
(値は配布資料を参照。)

溶質 Δgt  
疎水性アミノ酸 疎水性相互作用の弱化
ペプチド基 ペプチド基間の水素結合の弱化


○溶質が疎水性アミノ酸のとき

つまり、疎水性アミノ酸は水中よりも溶液中のほうが安定(自由エネルギーが低い) ⇒安定なので水中のように疎水性同士で集まる必要がない(疎水性相互作用の弱化)

○溶質がペプチド基のとき

つまり、疎水性アミノ酸は水中よりも溶液中のほうが安定(自由エネルギーが低い) ⇒安定なので水中のように疎水性同士で集まる必要がない(疎水性相互作用の弱化)

⇒ 天然状態の崩壊