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分光物性化学研究室の博士後期課程上野那美さんが筆頭著者、森澤准教授がcorresponding authorとなっている論文がアメリカ化学会の物理化学分野の雑誌The Journal of Physical Chemsitry A, 123 (50) p.p.10746-10756.に出版されました。今回は、No 50 のsupplementary coverに選出されました。近秋のノーベル賞の受賞理由となったリチウムイオン電池の中でも現在もっとも新規開発が必要とされるリチウムイオン電導性を持った電解質に関して、その代表例であるLiTFSI-PEG系においてATR-FUVを使い、電子状態を決定したことを報告しました。やってみるとなかなかに複雑な変化が見られましたが、様々な系の観測比較から"実験的に"電子遷移のアサイメントをつけることができました。